Billboard JAPAN


NEWS

2015/07/08 16:30

Album Review: 王道・不動のアメリカンポップスここに!R5待望の2ndアルバム

 アール・ファイヴは、ディズニー・チャンネル『オースティン&アリー』で主演をつとめた、ロス&ライカーの兄弟率いる、ポップ・ロック・バンド。2013年にリリースしたデビュー盤『ラウダー』が全世界でスマッシュヒットを記録し、ワールドツアーも成功をおさめた。着実にキャリアアップを図り、満を持してリリースされるのが、2ndアルバムとなる本作『サムタイム・ラスト・ナイト』。

 期待通りといえる。

 今作にはどんなサウンドが詰まっているのか…フタを開けた時の率直な意見として、まずそういいたい。それが、ネガティブな意味としてとられるなら、それはお門違いで、これほど忠実に、アーティストとしてのイメージを崩さない姿勢は、これ以上ない貢献を果たしたといってもいいと思う。

 リスナーが求めている彼らの音楽は、不動の、王道の、アメリカン・ポップス。

 たとえば、先行シングルとしてリリースされた「レッツ・ノット・ビー・アローン・トゥナイト」では、ワン・ダイレクション直結のスタンダードなポップ・サウンドを再現。マルーン5を彷彿させる「リピーティング・デイズ」や「ライトニング・ストライクス」といった、スタイリッシュなグルーヴもあれば、フォール・アウト・ボーイをマイルドにしたような「オール・ナイト」などもあり、アメリカン・ポップスの王道ともいえるサウンドを、見事に表現している。

 ひと息つきたい時のメロウチューンが、随所に散りばめられていないのが残念なところだが、その分発揮した、バンド形態としての彼らのロック魂が爆発したナンバーが、本作の聴きどころ。冒頭の「オール・ナイト」~「ダーク・サイド」、アルバムが終盤に差し掛かっても、未だパワーが途絶えない「ディド・ユー・ハヴ・ユア・ファン?」や「ドクター、ドクター」あたり、1stアルバムからのパワーアップが感じられる。

 どちらかというと、フロアを賑わせるデジタル型のダンスチューンが主流だった今日に、スタンダードな彼らのサウンドが、逆に新鮮に感じられるかもしれない。アイドルグループの典型的形態である、ここから巣立ってソロとして大活躍するという、化けたシンガーが輩出されるか…というのも、今後の彼らの展開としては楽しみなところだが、まずは本作『サムタイム・ラスト・ナイト』を、マスターしてからのお話。

Text: 本家 一成

◎リリース情報
『サムタイム・ラスト・ナイト』
アール・ファイヴ
2015/7/10 RELEASE
2,646円(tax incl.)

関連商品

ACCESS RANKING

アクセスランキング

  1. 1

    <ライブレポート>King & Prince、情熱とティアラへの深い愛を胸に全32曲を全力パフォーマンス

  2. 2

    MAZZEL、ニューアルバム『Banquet』収録内容を公開

  3. 3

    【先ヨミ】なにわ男子『HARD WORK』61.2万枚でシングル1位独走中 M!LK/RIIZE/≒JOYは自身最多初週売上を更新

  4. 4

    テイラー・スウィフト、2025年も世界で最も売れたアーティストにIFPIが認定 Mrs. GREEN APPLEも13位に初登場

  5. 5

    東方神起の映画『IDENTITY』、“柔らかな表情/真剣な表情”対照的な2枚の新場面写真が解禁

HOT IMAGES

注目の画像